ボトロップにて、ベルリンとの対話

デジタル世界での教育に継続的に尽力

SEEPEXのトレーニングマネージャーが独首相と教育相の参加する中で議論

仕事上で最適な状態であり続けたいという方には、よいトレーニングが必要です。そのことは、スクリューポンプとデジタルソリューションの世界トップレベルの専門家である我が社も心得ています。ボトロップに拠点を置くSEEPEXは、これまでもチームの総括的な継続研修や訓練のために尽力し、そのためにも最先端の技術を投入してきました。その努力は、ドイツ連邦職業教育研究所(BIBB)の認めるところとなり、SEEPEXでGlobal Training Management部門の責任者であるズザンネ・コルマイヤーが、公職にある有識者を迎えたオンライン会合に招待されました。独首相のアンゲラ・メルケル博士とアーニャ・カルリチェク教育相を迎えたライブストリームで専門家たちがデジタル世界における教育の展望と条件について議論しました。SEEPEXはボトロップの職業訓練工場から直接ライブ接続で参加しました。

実践からのアイディアと経験

ズザンネ・コルマイヤーは、ノルトライン=ヴェストファーレン州の中小企業としての経験やアイディアを提示することができました。このため、彼女はミヒャエル・ヘルテル(BIBBの教授と学習の担当部長)からインタビューを受け、新たなBIBBプラットフォームのサービスがどのように従業員トレーニングをサポートでき、また継続訓練のどのようなテーマがポートフォリオの一部としてそこに提供されるべきかについて、専門家として詳しく説明しました。ボトロップからベルリンへのコンタクトはこれだけにとどまらないことでしょう。「私たちは、メルケル首相と連邦教育研究省によって立ち上げられた「デジタル教育イニシアティブ」の一部となっています。企業としての実践から、我が社の従業員の職業訓練および継続訓練の実施方法を示すことで、デジタル化の進んだ世界での能力開発を促進します」と、コルマイヤーは意気込みを語ります。

始めはバーチャルゴーグルを覗くことから

連邦研究所BIBBがSEEPEXに注目したきっかけは、同社が「ソーシャル・バーチャル・ラーニング」という研究プロジェクトに参加したことでした。ボトロップを拠点として、連邦教育省と連邦研究所BIBBおよびベルク大学ヴッパータールの協力のもと、バーチャルゴーグルの学習目的での利用のテストが2年間実施されました。ポンプ製造におけるバーチャル環境の役割はますます重要になってきています。技術的な図面の多くに今や3Dバージョンが存在しています。これはゴーグルを扱ういい出発点となります。

全従業員がSEEPEXキャンパスで学ぶ

SEEPEXでは約10年前からすでにデジタル学習モジュールが整備されています。企業概要、製品研修、必須指導などが、このeラーニングの提供するテーマです。これまで世界中のすべての新入社員および職業訓練生たちが選択した「ベースモジュール」を修了しています。仮想の「SEEPEXキャンパス」にはその他にも多くのラーニング管理システムのセグメントがあり、ウェビナーや対面型継続研修などが行われ、参加者はワークショップやセミナーに登録できるようになっています。

イノベーション国ドイツの強化

「よい教育を可能にするということは、新しいことに対して心を開いて、従来の教授・学習方法を最新のデジタルの可能性と結びつけることを意味します。これは、どの年齢層にも当てはまります。一人一人が新しいことを発見し、自分の才能を開花させ、自己決定による人生を歩めるように。そして、#イノベーション国ドイツを私たちみんなで強化できるように」と、首相のオンライン対話への招待状にありました。この目標のためにSEEPEXも尽力します。「我が社は最近、ドイツ国内の最も革新的な中小企業100社に選ばれました。それは、我が社の従業員のためのデジタルトレーニング方法とも関係があります。これによって私たちは常に最適な状態でいられるのです」と、ズザンネ・コルマイヤーは断言します。

news20210409 bildungdigital